H29.9.25 第6回四国八十八ケ所巡礼お遍路ツアーに行きました
山門前の急な石段。
朱色の門は、山門までの途中に有る鐘楼門
この石段の幅は、歩幅にも満たないくらい狭く滑りやすいので下りるときには、十分な注意を!
今回から高知県(土佐の国)の霊場巡りになります。土佐の国の霊場は16ヶ寺で、四国霊場では一番少ないですが、お寺が山の上に有り、次のお寺に行くには一度麓に下り再度登らなくてはならないので、急な石段や急な山道が多くて、巡礼者泣かせの所です。小生たちはバスツアーなので、お寺まで乗っていれば良いのですが、歩き遍路の方は本当に足腰が丈夫でないと行けそうにも有りません。
小生たちツアーの先達さんは、御年85歳ですが歩くのが早い!
最初、お歳を聞いた時にはビックリです。小生よりは少しは上かなと思っていましたので。完全に負けています。先達さんのようにいつまでも元気でいたいです。
土佐の国の最初の霊場、24番札所(最御崎寺)から27番札所(神峯寺)までの4ヶ寺に行きます。24番札所(最御崎寺)は室戸岬近くに有ります。
行程上、26番(金剛頂寺)に最初にお参りし25番(津照寺)に行き、昼食をとった後24番(最御崎寺)、27番(神峯寺)にお参りします。
9月下旬なのに今日も暑い日になりそう。
頑張って6時40分総社市役所を出発しました。
徳島県の霊場は、急な坂道や石段が少なかったのですが、前回、先達さんが帰り際に高知の霊場はキツイとこが多くなるよ言われていました。これも修行だから頑張れとも言われました。
歩き遍路の方に比べれば天と地位の違いが有るので、文句は言えません。
さすがにふくらはぎ辺りが痛いので、風呂でしっかりストレッチしました。これからますます厳しくなるので頑張ります。
行きは霧で霞んだ朝日でしたが、帰りは真っ暗な瀬戸内海。
さすがに室戸岬まで行くと遠いです
★頂いたご本尊御影肖像画は
現在洞窟は、崩落の危険が有るため中に入れませんが、上の景色を見て空海と名前をつけたそうです。
タクシーを降りた後、待ち構えていた急な坂道
山門近くにキンモクセイの甘い香りがしてホッとしました
山門をくぐった後、本堂までの100段近くの急な石段
つづら折りの狭く急な坂道を、かなりのスピードでぐんぐん上って行きます。
歩き遍路をされておられる方は尊敬します。
ほとんど登山です!
室戸岬のホテルで今日の昼食です。
毎回ですが、食事の前に「一滴の水も天地(てんち)の恵(めぐみ) 一粒の米も労苦(ろうく)の賜物(たまもの) 濃淡多少(のうたんたしょう)は問(と)うところにあらず 謹んで食の功徳(くどく)を念(ねん)ぜん 一つ一つの命をありがたく頂きます」とお祈りしました。
「頂きます!」
25番津照寺のお参りの後、昼食場所に向かう途中、車窓からですが約1200年前の平安時代、青年時代の大師が悟りを開いたといわれる洞窟(御厨人窟(みくろど)で、内には五所神社と呼ばれる社があります。
“空海”と名前をつけたのも、ここから見える空と海に感銘を受けたからと言われています
大師堂
今日最後のお寺、神峯寺に行きます。
この寺は、大型バスが入れないので麓で、ジャンボタクシーに乗り換えてのお寺に向かいます。標高450m神峯山の真っ縦(まったて)と呼ばれる急な山道を登った山上にあり、「土佐の関所」また「遍路ころがし」と呼ばれる四国八十八箇所屈指の難所として知られています。
タクシーを降りてからも急な坂道が続き、境内に入ると見上げるような石段が待ち構えていました。段数約150段以上かな!
大師堂
食後、ホテルの周辺を散策していると、
室戸岬先端近くに弘法大師が御厨人窟(みくろど)で修行中に行水をしたとされる池が有りました。
27番神峯寺
24番最御崎寺
★26番札所・・・金剛頂寺
空海の七不思議のひとつ「くわずいも」の伝説にちなんだクワズイモ畑
空海の七不思議」のひとつといわれる「鏡石」
小石でたたいてみると冥土まで届くといわれる澄んだ音色がする。
かーん。かーん。冥土へ届け 石の音
150段のこの石段を上がらないと本堂、大師堂には行けません。
最御崎寺が有る室戸岬が車中から見えました
最御崎寺は、「修行の道場」とされる土佐最初の霊場。太平洋の白い波涛が吠えたてる室戸岬の突端にある。室戸岬灯台の近く
御厨人窟(みくろど)
癌封じの椿のご神木
願いを込めて、御神木をさすりました
石段を上から見ると、結構急です
各石段に埋め込まれてある有る蓮の花
厄除け石段なので、年齢分の石段の上で願をかけると厄落としになります