H29.8.4 第5回四国八十八ケ所巡礼お遍路ツアーに行きました

 23番薬王寺
本尊・薬師如来

 22番平等寺
本尊・薬師如来

 21番太龍寺
本尊・虚空蔵菩薩

薬王寺は厄除けのお寺として全国的に有名で年間100万人を越す参拝者がお参りするそうです

第5回は、徳島県(阿波の国)霊場の残り3ケ寺、21番札所(太龍寺)から23番札所(薬王寺)に行きました。来月からは高知県(土佐の国)に行きます。

今日も暑い日ですが、早朝(6時35分総社駅)から頑張って行きました。

行程上、22番(平等寺)に最初にお参りし21番(太龍寺)に行き、それから昼食をとり最後に23番(薬王寺)にお参りします。

今回頂いた御朱印

ロープウェイを降りてから本堂に行かずに納経所に行きました。
 納経所の右隣にある持仏堂の大廊下の天井には、安芸市出身の日本画家、竹村松嶺による大きな龍が描かれています。この龍は、弘法大師の修行を邪魔しようとして現れ、その後に守護神となった龍だそうです。

 次の21番札所太龍寺まではロープウェイで行きます。「一に焼山、二にお鶴、三に太龍寺」といわれるように、阿波の難所の1つだったが現在では「太龍寺ロープウェイ」を利用すれば、わずか10分で山頂に着来ます。道の駅「鷲の里」から太龍寺ロープウェイにに乗り、全長2,775m高低差422m101名乗りゴンドラで、所要時間約10分の那賀川川越え、剣山山系山越えの大パノラミックロープウェイの空中散歩です。

太龍寺は、海抜600mの太龍寺山の山頂近くに有り、境内から650mほど左へ行くと舎心ヶ嶽(しゃしんがたけ)があり、そこで延暦12年(793年)19才の弘法大使空海が虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)の真言を100万遍唱えると超人的な記憶力がつくという「虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)」の修行をしたと伝えられる場所が有ります。ロープウェイからも見れます。

21番札所・・・太龍寺

本堂

22番札所 平等寺

波穏やかな夕暮れの瀬戸内海(瀬戸大橋から)

今日も怪我も無く、無事に3ケ寺の参拝を終えることが出来ました。
これから岡山に帰ります。来月は9月月末に高知県の室戸岬周辺の4ケ寺に参拝します
来月は、少しは暑さが和らいでいると良いですね。
それと、今回は急な雨も降りましたが(参拝中や食事時だけ雨が降り、直接は雨に当たりませんでした。皆さん、何か持っているのですね!)

他の札所でもいろいろな形の多宝塔がありますが、この「瑜祇塔」が原型になっているとのことで、一重の屋根と円筒形の厨子、そして屋根の上にそびえる五本の相輪が特徴です。
「薬王寺」の「瑜祇塔」は高さ29mの立派なもので,瑜祇塔(ゆぎとう)の地下には昔の巻物や、地獄絵図等が有りかなりコワイ。

21番太龍寺

最初の石段は、「女厄坂」といわれる33段の石段。
そして、急勾配の石段「男厄坂」が42段で続きます。

上の写真は男厄坂

山門の両脇の赤い仁王像と大草履が目を引きます。

大師堂に木造の大きな箱車(現代の車イスでしょうか)が奉納されています。以前は3台有ったそうです。
 医者に見放された身体の不自由な人が巡礼をしてこの寺で霊験を授かり足が治ったということです。
境内からの景色
ウミガメが上がってくる大浜海岸と右山に見える日和佐城

番外舎心ヶ嶽

太龍寺さんの参拝を終わり、ロープウェイで降りたところの道の駅で本日の昼食です。遠くまで来たので少し遅めの昼食です。

毎回ですが、食事の前に「一滴の水も天地(てんち)の恵(めぐみ) 一粒の米も労苦(ろうく)の賜物(たまもの) 濃淡多少(のうたんたしょう)は問(と)うところにあらず 謹んで食の功徳(くどく)を念(ねん)ぜん 一つ一つの命をありがたく頂きます」とお祈りしました。

「頂きます」
雨が降っていなければ弘法大師が修行された舎心ヶ嶽(しゃしんがたけ)に行けたのに、境内から650mですが小雨で足元が滑りやすく危険なため残念ですが取りやめです。

天気が良ければ、右の写真のように弘法大師の2mの座像の後ろまで行けたのに!

高野山を向いて修行されたそうです

大師堂

山門

大師堂

本堂

山門

山門前の子厄除け坂階段(13段)

本堂から「瑜祇塔」までは男女の「還暦厄坂」と呼ばれる61段の石段が有ります。

大師堂

本堂

山門

22番平等寺

23番薬王寺

魚籃観音(ぎょらんかんのん)

23番札所・・・薬王寺

ロープウェイから見た弘法大師の座像
霧の中なので、より幻想的です

段差が大きく急な階段です。少し雨が降っていたので滑らないように注意が必要です。

山門のような鐘楼門

本堂の天井画

大師堂横の女厄除け坂(33段)
(穏やかな階段です)

本堂前の男厄除け坂(42段)
(結構、急な階段です)

22番札所・・・平等寺

大師堂の裏にある大師廟

男厄除け坂の左下に大師が杖で掘られた「弘法の霊水」がわき出ています

坂の合計は(13+33+42)88段です。

お遍路の旅

(今までに頂いたご本尊御影肖像画はこちら
頂いたご本尊御影肖像画は

(厄除け坂)